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命式の見方入門:4つの柱と8つの文字が表すものを初心者向けに解説

 こよみ狐 編集部

4本の柱のそばから顔を出す白いきつね

四柱推命の本やサイトを開くと、最初に出てくるのが漢字8文字の表です。これを「命式(めいしき)」と呼びます。ぱっと見ると暗号のようで、どこから読めばいいのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。

でも、命式の見方には決まった型があります。4つの柱がそれぞれ何を表すのか、上の段と下の段にどんな違いがあるのか。この2点を押さえるだけで、表がぐっと読みやすくなります。

この記事では、四柱推命の初心者の方に向けて、命式とは何か、そして4つの柱と8つの文字が表すものを、順を追って説明していきます。

命式とは?生まれた瞬間を8文字で表したもの

命式とは、生まれた年・月・日・時刻を、十干と十二支の組み合わせに置き換えて並べたものです。十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類。この2つを1文字ずつ組み合わせたものが1本の「柱」になります。

柱は年・月・日・時の4本。1本につき2文字なので、全部で8文字です。四柱推命が「四柱八字」と呼ばれることがあるのはこのためです。

ここで気をつけたいのは、四柱推命の暦がカレンダーどおりではないこと。年は1月1日ではなく立春で、月は毎月1日ではなく「節入り」で切り替わります。たとえば1月生まれの方や、2月の立春より前に生まれた方は、前の年の年柱になります。命式を自分で計算するより、立春や節入りの時刻まで反映したツールを使うほうが確実です。

上の段「天干」と下の段「地支」

1本の柱は、上の文字と下の文字でできています。上の段を「天干(てんかん)」、下の段を「地支(ちし)」と呼びます。

天干は、その人の外に表れやすい性質や、意識している部分を表すとされます。地支は、その下にある土台や、本人も気づきにくい内面、環境を表すと考えられています。たとえば日柱が「甲子」なら、上の甲が天干、下の子が地支です。

さらに地支の中には、「蔵干(ぞうかん)」と呼ばれる十干が隠れているとする考え方があります。たとえば子の中には癸が、寅の中には甲・丙・戊が含まれる、といった具合です。蔵干の取り方は流派によって細かな違いがありますが、地支は1文字でも中身が複雑なのだ、と覚えておくと十分です。

4つの柱がそれぞれ表すもの

4本の柱には、それぞれ受け持つテーマと、人生の時期が割り当てられています。おおまかにまとめると次のようになります。

柱主に表すもの時期の目安
年柱家系や祖先、育った環境、社会との関わり幼少期
月柱両親や兄弟、仕事の環境、生まれた季節青年期
日柱自分自身と、配偶者やパートナー中年期
時柱子どもや部下、晩年の暮らし晩年

時期の割り当て方や細かな意味づけは流派によって少しずつ異なるので、目安として見てください。

年柱:ルーツと外の世界

年柱は、生まれ育った家の雰囲気や、ご先祖から受け継いだもの、社会の中での立ち位置を表します。人生の前半、特に子ども時代の環境を読むときに参考にされる柱です。

月柱:生まれた季節と仕事の環境

月柱は、両親やきょうだい、仕事や社会生活の場を表します。そしてもうひとつ大事なのが「季節」です。同じ甲の人でも、春に生まれるか冬に生まれるかで、勢いや性格の出方が変わると考えます。そのため月柱、特に月の地支は、命式全体の性格を決める重要な位置とされています。

日柱:自分自身とパートナー

日柱の天干は「日干(にっかん)」と呼ばれ、命式の主人公、つまり自分そのものを表します。命式を読むときは、まずこの日干を中心に置き、ほかの7文字が日干とどんな関係にあるかを見ていきます。日柱の地支は、配偶者やパートナーとの関係、家庭の中での自分を表すとされます。

時柱:子どもと晩年

時柱は、子どもや後輩など次の世代との関係、そして人生の後半を表します。出生時刻がわからないと時柱は出せませんが、残りの3本の柱だけでも性格の大きな傾向は読み取れます。

命式の見方:初心者におすすめの読む順番

慣れないうちは、8文字を一度に読もうとしないのがコツです。次の順番で見ていくと、情報を整理しやすくなります。

  1. 日干を確認する:自分がどの十干なのかを知る
  2. 月支を確認する:何の季節に生まれたのかを知る
  3. 五行の数を数える:木・火・土・金・水がそれぞれいくつあるかを見る
  4. 通変星を見る:日干とほかの文字の関係から、性格や得意分野を読む
  5. 大運を見る:10年ごとの運の流れを確かめる

まずは1の日干だけでもかまいません。十干ごとの性格は日干でわかる性格で、五行の数の見方は五行のバランスの見方で紹介しています。

命式を見るときに注意したいポイント

命式は、出し方の細かなルールによって結果が変わることがあります。特に気をつけたいのは次の3つです。

  • 出生地による時刻のずれ:日本の標準時は東経135度(明石)が基準のため、東京生まれなら約19分、札幌なら約25分、那覇なら約29分の補正を考えます
  • サマータイム:1948〜1951年の日本ではサマータイムが実施されていたため、その期間の出生時刻は1時間戻して計算します
  • 日付の切り替え:23時で切り替えるか0時で切り替えるかで、23時台に生まれた方は日柱が変わることがあります

サイトによって命式が違ったときは、こうしたルールの差が原因であることがほとんどです。どちらかが間違いというより、採用している方法が違うと考えてみてください。

まとめ

  • 命式は、生まれた年・月・日・時刻を十干と十二支に置き換えた8文字の表
  • 上の段の天干は表に出やすい性質、下の段の地支は土台や内面を表す
  • 年柱はルーツ、月柱は季節と仕事環境、日柱は自分とパートナー、時柱は子どもと晩年
  • 読むときは日干から始め、月支、五行、通変星の順に広げていくと迷いにくい

こよみ狐の無料の命式では、立春や節入りの時刻、出生地の経度、1948〜1951年のサマータイムまで反映した命式と、五行の数、日干のひとことをすぐに確認できます。この記事を横に開きながら、ご自分の8文字を眺めてみてください。命式全体の読み解きをじっくり知りたい方には、全10章の総合鑑定書もあります。