韓国では、結婚などの大きな節目の前にサジュ(四柱推命)で相性を見てもらう人が少なくありません。恋人や夫婦はもちろん、友人や家族、仕事仲間との関係を知るのにも使われる考え方です。
この記事では、四柱推命の相性の見方の基本を紹介します。中心になるのは、お互いの日干の相性、日干どうしが結びつく「干合」、そして五行の補い合いの3つです。
最初にお伝えしたいのは、四柱推命の相性に「この組み合わせは悪い」という決めつけはない、ということ。読めるのは、二人がどんなふうに影響し合いやすいかという傾向です。
四柱推命の相性は「日干」から見る
四柱推命で自分自身を表すのは、生まれた日の天干である日干です。相性を見るときは、まずお互いの日干を並べて、五行の関係を確かめます。
日干は甲・乙(木)、丙・丁(火)、戊・己(土)、庚・辛(金)、壬・癸(水)の10種類。自分の日干がわからない方は、無料の命式で調べられます。日干ごとの性格は10種類の日干の記事にまとめています。
日干の相性①:相生の関係
相生は、一方がもう一方を生み出し、育てる関係です。
- 木は火を生む(木が燃えて火になる)
- 火は土を生む(燃えたあとに灰が土になる)
- 土は金を生む(土の中から金属が生まれる)
- 金は水を生む(金属の表面に水滴がつく)
- 水は木を生む(水が木を育てる)
たとえば日干が甲(木)の人と丙(火)の人なら、木が火を生む関係。甲の人が丙の人を支え、丙の人は甲の人から力をもらって輝く、という形になりやすいでしょう。
相生の関係は自然に助け合える一方で、「与える側」と「受け取る側」が固定されやすい面もあります。ときどき役割を入れ替えてみると、関係がより心地よくなります。
日干の相性②:相剋の関係
相剋は、一方がもう一方を抑える関係です。
- 木は土を剋す(木が土の養分を吸う)
- 土は水を剋す(土が水をせき止める)
- 水は火を剋す(水が火を消す)
- 火は金を剋す(火が金属を溶かす)
- 金は木を剋す(刃物が木を切る)
「剋す」という言葉から悪い関係に見えるかもしれませんが、そうではありません。相剋は、お互いに刺激を与え、形を整え合う関係でもあります。金が木を削って器にするように、相手の存在がきっかけで成長できることも多いのです。
ぶつかりやすさを感じたときは、それが「違いがあるからこそ」だと知っておくだけで、受け止め方が変わってきます。
日干の相性③:比和の関係
比和は、同じ五行どうしの関係です。甲と乙、丙と丁のように、同じ木や同じ火の日干を持つ二人がこれにあたります。
価値観や感覚が似ているので、説明しなくても通じ合える心地よさがあります。その反面、似た者どうしで同じところに偏りやすく、意見がぶつかると譲りにくい傾向も。お互いにない視点を、外の人や趣味から取り入れるとバランスが取れます。
日干どうしが結びつく「干合」
五行の関係とは別に、特定の日干の組み合わせには干合という特別な結びつきがあります。
干合は、陽の干と陰の干が引き合う関係で、日干どうしが干合になる二人は縁を感じやすい組み合わせとされます。よく見ると、どの組も五行の上では相剋の関係です。違うもの同士が引き合い、結びつくことで新しいものを生む、というのが干合のおもしろいところ。
ただし、干合だからといって必ずうまくいく、というわけではありません。あくまで「引き合いやすさ」のひとつの目安として受け止めてください。
五行の補い合いで見る相性
日干の関係に加えて、命式全体の五行のバランスを比べる見方もあります。
命式の8文字(出生時間がわからない場合は6文字)には、木・火・土・金・水の五行がそれぞれいくつかずつ入っています。たとえば自分の命式に水が少なく、相手の命式に水が多いなら、相手が自分の足りない部分を自然に補ってくれる関係と読めます。
逆に、二人とも同じ五行が多い場合は、その性質が強く出やすい組み合わせ。火が多い二人なら、盛り上がりやすい反面、熱くなりすぎないように意識するとよい、といった読み方をします。
自分の五行のバランスについては五行のバランスの見方で詳しく紹介しています。相性を見るときは、日干の関係だけで判断せず、五行の補い合いや、年支・日支など地支の関係もあわせて見るのが一般的です。地支の見方は流派によって重視する点が異なります。
相性を読むときに大切にしたい視点
相性の話になると、つい「合うか合わないか」の二択で考えたくなります。けれども四柱推命の相性は、点数をつけるためのものではありません。
相生の二人は支え合い方を、相剋の二人は違いの活かし方を、比和の二人は似ているからこその心地よさと偏りを教えてくれます。どの関係にも、うまくいくコツと、すれ違いやすいポイントの両方があります。
また、相性は恋愛だけのものでもありません。親子や兄弟、職場の上司や同僚との関係を見るときにも同じ考え方が使えます。「この人とはなぜか話が早い」「いつも同じところで意見が分かれる」と感じる相手がいたら、日干を並べてみると理由のヒントが見つかるかもしれません。
まとめ
- 四柱推命の相性は、まずお互いの日干の五行の関係から見る
- 相生は育て合う関係、相剋は刺激し合い形を整える関係、比和は似た者どうしの関係
- 甲己・乙庚・丙辛・丁壬・戊癸の5組は「干合」と呼ばれ、引き合いやすいとされる
- 命式全体の五行を比べると、お互いの補い合い方がわかる
- どの組み合わせにも良さと気をつけたい点があり、「悪い相性」と決めつけるものではない
まずは無料の命式で、お二人それぞれの日干と五行の数を出して見比べてみてください。お二人の命式をもとに関係をじっくり読み解いた「相性鑑定(お二人分)」(1,480円・全8章)は、鑑定書のページからお申し込みいただけます。気軽に楽しみたい日は、血液型の性格や12星座占いがそろった無料占いもどうぞ。